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 2010新溝規制 2010/3/21


あ、久しぶりにゴルフなんていきたいなぁ・・・

なんてことを思う、ようやく春が来た感じのこのごろですが、ゴルフ界には新溝規制なるものが生まれて いました。  フェースに刻まれた溝の進化で、ラフからでも「ピタピタ」止まっちゃう球を打ててしまうの はまずいっていうのが理由らしいです。 「アマチュアには関係無い」とか「ウェッジは交換か」と思いきや、 どうもそんなに甘くないらしいのですが、はたして新溝規制とは、いったいどんなものなのでしょう。

JGA発表によると、新溝規制(新溝ルール)とは

  1. 溝の容量を制限すること
  2. 溝の縁の鋭さを制限すること(ロフト角が25度以上のクラブにのみ適用する)
※1、2いずれも、ドライバーとパターには適用されません。

とあります。

いきなりびっくり。 ロフト25度っていったら、5番アイアンぐらいです。 つまり普通のゴルファーでいえば全てのアイアンと言ってもいいでしょう。 ウェッジだけだろなんて思っていたのは大きなまちがいでした。

アイアンセットを買い替えろとは、またずいぶん乱暴なルール改正だなと思ったら、現在使用しているクラブは、 2024年まで、正確にいうと、2023年12月31日までは使えるそうです。 一般プレイヤーが2010年以後に使用できる クラブは以下の2種類です。

  1. 2010年より前に製造され、2010年規則には適合しないが、2010年より前の規則に適合したクラブ(少なくとも2024年まで)
  2. 2010年より前、あるいは以後に製造され、2010年規則に適合したクラブ

今使っているアイアンはまだまだ使えますのでご心配なくっていうのが、R&Aの考えのようです。 2024年かぁ 遠い先の話のようですけどねぇ 愛着のあるアイアンセットです、もしかしたら2024年になったって使っているかもしれません。

もうひとつ心配なのが、中古クラブですが、この先、つまり2010年以降に入手したものでも、同じく2024年までは使用できるそうです。 

では、現在所有しているアイアンが、新溝規制をクリアしているのかという疑問が湧きます。 まだ記憶に新しい、ドライバーの反発係数を規制したSLEルールのように、適合モデルリストが存在するのかと思いましたが、作成する予定もないそうです。 これから製造販売するアイアンは適合しているものであり、今までのアイアンも2024年まで使えるからというのが理由らしいのですが、ユーザーが安心してクラブを購入、所持していられるように、適合モデルリストはぜひとも作成していただきたいものです。

これから製造するものは適合しているといいましたが、特例として、2010年だけ今まで製造販売している、新溝規制不適合クラブも製造販売していいそうです。 存在するうちに買っておこうと思うゴルファーがどれだけいるか? これまた疑問です。

メーカーの対応 さて、この問題に関して、各メーカーはユーザーに対してどんな対応をしているのでしょうか?

メーカー 新溝規制についてのページ 適合モデル
の情報
摘要
キャスコ ×  
クリーブランド 非常に分かりやすい
適合・不適合モデルリストあり
コブラ FAQに情報あり
タイトリスト 適合・不適合モデルリストあり
グローブライド × 各モデルのページに情報あり
ダンロップ わかりやすい
テーラーメイド × 各モデルのページに情報あり
フォーティーン FAQ・各モデルのページに情報あり
プロギア × 適合モデルのページに情報あり
マグレガー × 適合モデルのページに情報あり
ミズノ 適合・不適合モデルリストあり
不適合モデルに適合溝加工依頼可能(新品のみ)
ヤマハ × 各モデルのページに情報あり
ヨネックス × 各モデルのページに情報あり
ロイヤルコレクション × 適合モデルのページに情報あり

※判定基準

  • 新溝規制についてのページ
    ○ 新溝規制の情報ページがあり、トップにそのページへのリンクがある
    △ FAQに新溝規制についての情報がある
    × 上のどちらもない
  • 適合モデルの情報
    ○ 適合・不適合モデルリストがある
    △ FAQや各モデルのページに情報がある
    × 上のどちらもない

判定基準はぼくの主観であり、情報の有無も完全に保障できるものではありませんので、参考としてください。  上の表に出ていないメーカーは、新溝ルールについての文言を発見できませんでした。 なお、この調査は2010年3月20日現在のものです。

特にわかりやすかったのが、クリーブランドです。 適合・不適合モデルのリストがあることと、 新溝規制のポイントを非常にわかりやすく説明してくれています。 
クリーブランドの新溝ルールのページ

クリーブランドがわかりやすく説明してくれてはいますが、やっぱりわかりにくい新溝規制。  次回はよがよ流にわかりやすく新溝規制を説明してみましょう→新溝ルール簡単解説