2011年のシャンク その1 2011/10/31
その後リハビリをへて、完治していたのですが、今年も突如やってまいりました。 それは5月、新緑が目に心地よい 、鴨川カントリークラブでのラウンドのことです。
ボギーボギーパーときた4ホール目。 1打目を気持ち良く飛ばしたぼくは、同伴競技者が打ち終わるのを待ちながら、
どうやって打つか考えていました。 ライは良く、グリーンセンターまで120ヤード、ピンは奥に切ってあります。
ボールを右において、クリーンにとらえよう。 フェアウェイバンカーのようにクラブを短く握って・・・ バック
スイングで体重を移動せず・・・ ボールと目の距離が変わらないように気をつけて・・・
ペチッ!
? シャンク?
ボールは右前方43度へすっとんでいくではないですか。 なんだなんだ? あまりのひさしぶりの見事なシャンクに、
軽く意識が蒸発していきます。
ボールは右のラフに生えている木の根本に。 たいして高くないその木は、枝ぶりだけは立派で、ボールを高く打ち 出せません。 なのにグリーンの手前にはぽっかりバンカーが。 エッジからの寄せ用に持ってきた6番アイアンで 低く打ち出してはみたものの、グリーンの上をネズミのようにかけぬけて、向こう側へ消えてしまいました。
そのホールをダボとした次のホール。 ティーショットを左に曲げた左法面の、最強つまさきさがりのショットを打つ
ときのことです。 グリーンまでは120ヤードほど。 うまく縦振りができれば、スライスせずにグリーンをとらえる
ことができるはずです。 ゆっくりバックスイングして・・・
クイッ!
トップで手首が変な動きをしてるではありませんか。 わけもわからず振り下ろすと、またまた見事なシャンク。
ボールはフェアウェイを斜めに横断して、右の池まで一直線です。
別の日の話しです。 朝一ティーショットを右ラフに入れた2打目。 前日にシャンク封じの練習をして、ある程度の 自信を持っていたのですが、どうやったか忘れてしまい、とりあえずユーティリティで打っておけば大丈夫だろうと 打ったらシャンクしてOBゾーンまっしぐら。
今シーズンいちばんつらかったのは、なんと言っても8月におこなわれたアイアンマンカップでの出来事です。 この 日は本当にたいへんでした。(詳しくはアイアンマンカップのレポートをごらんください)
今年のシャンクの特徴は、
頻発しないけど、1ラウンドに1回は必ず出る
頻発しないので、本格的に治療に専念することもできず、いつ出るかわからないシャンクにおびえながら、ショット
をくりかえしているのです。 これはちょっとつらい・・・
ある日、重大な覚悟をしました。
「おれは下手だ。 もっと簡単なクラブにしよう」
ぼくのアイアンは、ナイキプロコンボツアーです。 名前にツアーとあるだけに、上級? そこまで言わなくても、
中級の上向けぐらいのクラブです。 ショートアイアンはマッスルバック。 ミドルアイアンはセミキャビティ。
ロングアイアンはキャビティとはなっていますが、ストレートについた小振りなフェースは、そう簡単にはいい球を
打たせてくれそうには見えません。
いつかはマッスルバック。 そう思っていましたが、もうあきらめました。 易しいアイアンで、いつでもいい ショットを打とう。 そう決心したぼくは、ナイキのサスクワッチマッハスピードを手に入れたのです。 ヘッドは 大きすぎず、ソールもそこそこの広さです。 これなら得意のダフりにも有効では♪
練習場で打ってみました。 どれもナイスショットです! はっきり言って、フェースのどこに当たっているのか、 いまいちわからないのですが、どの球もみな同じように気持ち良く飛んでいきます。 これでいい。 もうこれで いいんだ。 そう思えたのでした。
ところが、飛距離の比較のために、ときどき持ち替えて打つプロコンボツアーの打った感触がとてもよいのです。 ボールがぎゅっとつぶれる感じ。 これがフェースの薄いサスクワッチにはないんです。 これがよく言われる打感 が悪いということなのでしょう。
でもこれは我慢です。 目的は打感じゃないのです。 出る球が良ければそれで良いのです。 自分にそういいきか せるように、ぼくはサスクワッチを打ち続けたのでした。
そして、サスクワッチのデビュー戦がやってまいりました。 場所は千葉のキャメルリゾートゴルフクラブ。 ラウンド前日の夜、明日の台風に柔らかくなったフェアウェイに、サスクワッチの幅広ソールはもってこいだね。 と、にやにやしながら、準備をするぼくなのでありました。
2011シャンクその2へ続く